世界を渡り歩く男と丹沢の玄倉川へ
さすらい。
あ~なんてシビれる言葉なんだろう・・。
好きな時に竿を出し、好きな時に飯を食って、酒飲んで寝る。
誰に気を遣うわけでなく、命令されてやるわけでなし。
会社を辞めて好き勝手な人生。
傍から見れば、ただの道楽者。
ズバリその通り(笑)。
酸いも甘いも、本当の自由がそこにはある。
嗚呼、さすらい。
好きよ、さすらい・・・・・・。
ああ、好き好き。いや~ん。
さすらいエッセイ 「風の谷のウマシカ」より抜粋。
え~~というわけで(どういうわけだ?)、今回はさすらい新メンバーである大串さんと出かけてきました。大串さんは、バイクの旅が大好きで世界各地を飛び回る冒険好きなので、今回の旅での飲み会がとっても楽しみ!
8月3日 神奈川県の丹沢 玄倉川へ
今回は、神奈川県の丹沢を釣っちゃおうじゃないのということで、 道の駅 山北で待ち合わせ。
少し早めに着いた僕はちょこっと仮眠。
昨晩は、早く寝ようと思っていたけど、どういうわけか深夜に電話ラッシュ。
これ、ぜって~嫌がらせだよ。
と、ブツブツ呟いていると眠れなくなり、寝酒をあおっちゃえと思うも、良く考えれば酔いが醒める前に出発せねばならんし。
結局、寝不足のまんま出発したざんす。
シートを倒してコックリコックリやってると、大串さんが到着。
「どうも~お疲れ様です」
この日は午後からのんびりと釣りへ行く予定だったので、それからしばらくの間、色んな話をして出発。
遠藤酒店で釣り券を買う際に少しだけ情報収集。
ダム上を目指して釣りましょうということでひたすら歩き倒しました。
いや~久し振りに歩くと遠いですな・・。
途中、真っ暗で死ぬほど怖いトンネルをくぐり、ダムへ。
それほど気温は高くはなかったものの、やはり夏。
汗は滝のように流れ落ち、ペットボトルの水が減る減る。
川に到着した瞬間、ザブッと入水。
あ~~気持ちええ!!!
火照った体が谷の冷たい水で冷やされます。
あ~こりゃええ、こりゃええ。
「あ、大串さん、僕ちょっと眠くなったんで先に釣っててください」
開始早々、僕はこんなんです。
おや?
大串さんがしゃがんで何かやってるぞ?
なんと早くも釣って、リリースが終わったところ。
恐るべし。
それからも大串さんは快進撃を続けていく。
釣れるのは、良型のイワナばかり。
僕も小さいながらイワナをキャッチ。
僕が釣ったヤマメ。
尾びれが綺麗だったので、アップでカシャリ。
釣りの後は、お決まりの宴会!
いや~この日は実によく釣れました。
しかも大きな魚ばかり。
この川は、入渓者が多いので滅多にこういう日に当たらないのですが・・。
マジでラッキーだったす。
加えて大串さんがベテランだったというのは言うまでもなく。
と、こんな感じでいっぱい釣れたので、例によって・・
釣り止めて、飲みましょ。
と、こうなりました。
やっぱり、これが楽しみですからね!
「大串さん、俺、テーブルセットしますんで・・」
と、言っていると。
雨だよ・・。
この状態で雨かよ・・。
だって、テントも張ってるし、テーブル出しちゃってるし。
写ってないけど、俺、洗濯物まで干してるのよね。
いいさ、いいさ。
どうせ俺がテント張ると、いつも雨だもんね。
気合いッスよ、ね、大串さん?
「飲み始めたら気にならなくなりますよ。」
大串さんは、本物だ・・。
さすが世界を旅歩く男。
ちっとくらいの雨にはへこたれないのです。
しかし・・。
羽蟻が大発生。
ビールに、ツマミに入る入る!
「やべえ、またアリんこ食っちゃいましたよ」
これの繰り返し。
さすがの2人もこれには閉口。
ビールはゴクゴク飲むのが美味しいのに、気にせにゃならんとは・・。
しかし、ビールはフタをすれば何とかなります。
無防備なツマミたちは、羽蟻の猛攻にさらされたのでした。
最後の方になったら、気にしないで2~3匹食っちゃってた気がします・・。
(ランタンをもう1つ点けて誘導したので大分軽減できましたけど)
今回は、久し振りのさすらいメニュー。
モツ鍋にボイルソセージ。
まいう~。
どうすか、大串さん、さすらい気分は?
アリは鬱陶しいけど(笑)。
こうして、楽しい話題に華を咲かせて夜は更けていきました。
8月4日 尺イワナとカエル
実に爽やかな朝でした。
雨も降っていないし、天気は上々。気分も上々。
本日は、午後から用事が入っているので、午前中だけ下流のエリアを釣ることにしました。
開始早々、大串さんが尺イワナをヒット。
あれ?ってな感じでたやすく釣っちゃいました。
ほいじゃ僕も、僕も!
と、急に釣り魂に火がついてしまったので僕も頑張っちゃいました。
でも、尺モノは釣れず・・。
しばらく釣り上がっていると、面白い遊び相手を発見!
すんげえ大きいカエル。
竿先でつつくと、
や~め~ろ~よ~。
という感じで手で払いのけます。
やべえ超おもしれえ。
結局、このカエルにはまってしまい、僕は竿を出さずに、カエルをつついて反応を見て喜んでいました。
集中力が無い僕は、目の前に格好なオモチャがあるとついつい遊んでしまいがち。
これを治せば、もっと釣果は上がるのだろうけど・・。
まっ、これも「さすらい名物」の、のんびりフィッシングの醍醐味って奴でしょうか。(言い訳)
釣りも、ええころ加減に飽きてきたので、途中で引き上げて車へ戻りました。
死ぬほど暑かったので、まずは車を木陰へと移動させ、ビールをプシュッ!
昨日からの氷が奇跡的に生きていたので、ビールは冷え冷えでした。
そいでもってツマミは冷やしトマトと、冷奴。
アウトドアで食べる居酒屋メニューは格別です!
あまりにも夢中で飲み食いしていたので写真は無し。
ご勘弁くだせえ。
と、短いけれど、今回はこれでおしまい。
「さすらい」は何も会社を辞めなくちゃできないわけじゃないです。
このように気軽に1泊釣行でも楽しめますよ~。
大串さん、また旅の話や愉快なお仲間の話を聞かせてくださいね!
ありがとうございました~。
おしまい。