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暑いから、東北行脚 (前編)7月23日〜28日

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いや~、暑い。毎日、暑くて溶けそうです。
こんな時は、涼しい東北にでも行ってビールを呑むに限りますね。

さて、今回の釣り行脚はおよそ2週間。
全て車中泊であったため、体の節々がちょっと痛かったりします。

でも、旅は本当に面白いですね。
多くの出会い、アクシデント、酒。

そして、ちょっぴり釣り。

えっ?もっと真面目に釣りしろって?
ごめんなさい、怠け者なのです。

個人的には、釣りよりも空を眺めたり、木陰で本を読んだり、トンボを捕まえたりする方が好きだったりします。

まあ、せっかく会社を辞めたんです。
のんびり釣りましょ、のんびりと。

さてさて。今回の旅は一体何が待っているのか?
期待に胸を膨らませ、愛車デミオに乗り込みました。

 

7月22日

翌日、神奈川県某所にて、某雑誌の取材があるために前日の内に出発。
寝坊しちゃ、マズいっすからね。

ついてすぐに爆睡と言いたいのですが、仮眠を取っていた駐車場にヤンキーが大集合。
ゴッドファーザーのテーマが明け方まで続きました。

移動しようにも、あの馬鹿タレどもが、出入り口にたむろっているものだから、動けやしません。

結局、睡眠不足のまま、取材を始めました。

 

7月23日

取材は朝から始まり、夜の9時に全て終了しました。
蒸し暑さと睡眠不足が祟り、何度も吐きそうになって非常に辛かったです・・

さあ、ボロボロですが、これから福島県を目指します。
翌日に合流予定である三田村さんの下へ、下道をひた走りました。
しかし、宇都宮付近で襲い掛かる睡魔に勝てずに力尽きました。

この晩は、大型のパチンコ屋さんの駐車場が宿泊地です。
エンジンを切って、横になると、またもやゴッドファーザーのテーマです。
すぐ隣のコンビニに大集合しています。

それにしても、あの手の若い衆は、なぜ灯りの下に集まるのでしょうか?
蛾です、はっきり言って蛾ですね・・
お蔭様をもちまして、今夜も大睡眠不足です。

 

7月24日

明け方、車の中が蒸し暑くなり、しかも蚊が入ってきたようで、自然と目が覚めました。

うう・・死にそうだ。
頼むから眠らせてくれ・・

しかし、街にいては昼間、暑いだけです。
先を急ぐことにしました。

仮眠を少し取りながら、ついに合流!

 


彼が三田村さん。
実は、会うのは今回が初めてなのです。
僕の王国(HP)にいらしてくださり、メールのやり取りを続ける内に、すっかり意気投合。

ほんじゃ、一緒にさすらいましょう!

と、こうなったわけです。
いや~、インターネットって面白いですね~。

福島(伊南川)に到着したのが遅かったので、
釣りはやらずに呑みましょう!
ということになりました。

二人とも、酒好きです。

ただ、その前に宿泊地を決めねばなりません。

手頃な空き地を探さねば!
しかし、これが意外と難しい。
ようやく見つけた頃には、すでに9時を回っていました。

テーブル、イスをセットして・・
プシュッ!ぐびぐび・・うめ~
ビールが美味い、美味い。

まあ酔っ払う前に飯の準備をしときましょう。
ということで、恒例のラーメンを。


しかし、ラーメンと言えども、僕が今まで食べていた物とはわけが違います。
なんと、具がたくさん入っているのです!!

卵、ネギ、ワカメ、ハム・・
三田村さんは、慣れた手つきでネギを切っていきました。
やりますな・・

このラーメン、本当に美味い!!!
超高級ラーメンを食べ終わると、呑みの時間です。
初対面とは思えないほど盛り上がり、夜は更けていきました。
ああ、今夜は眠れる・・

 

7月25日

おはようございます。
何やら、外に人の気配がします。

 


子供を発見しました。
何をやっとるんじゃろ?
やがて、人数が増えてきました。

分った、ラジオ体操だ!
そうだ、そうに決まっとる!!


ピンポ~ン!!
子供らは、最初、我々の方を見て、非常に警戒していました。
しかし、体操が始まると、無心に体を動かしてました。
それにしても、寝ぼけた顔でだるそうに動く様を見て思いました。

 

ラジオ体操、絶対に体に悪いよ

 

だって、そう思いませんか?
少なくとも、僕は幼少期より思っていました。
と、そんなどうでも良いことを考えている間に三田村さんは、慣れた手つきで朝食を手早く作ってくださいました。かたじけない・・

 


なんて、素敵な朝なのでしょう!
うう、おいしい。

 

さあ、今日は釣りしましょ!
伊南川水系の支流を探ることにしました。

釣り券を買いに行くと、おばさんが「はい2500円ね」などと言うので、ビビってしまいました。

鮎と間違ったようです。

一応、渓流と言ったのになあ。
おばさんにゴメンねを言いまして、結局は他の釣具屋さんで買いました。

 


小さな沢を二人交互に釣り上がりましたが、ぜ~んぜん釣れないっす。
抜かれているようでした。
たまに小さな魚は出ましたが。

え~い、やめやめ!

 

昼飯にしますか!
すると、三田村さんが、車の中からソバを出してきました。

ひょっとして・・

そうです。
ざるソバです。

川の水をザバッとすくい、まずは茹でます。
これを、ざるに移して川で冷やして食べるわけですよ。

ところが、アクシデント発生!
アブです。
スズメバチそっくりの悪そうなアブが襲ってきたのです!

あれっ?どこからともなく音楽が・・

 

ちゃ~ん、ちゃ~ん、ちゃん。
チャラ~ら~・・(ブルースリー燃えよドラゴンのテーマ)

アチャ~、ふぉあた~!・・・・・・・

 


「さすらいドラゴン」登場!

アチョー!
あたたたっ!
ふぉあちょ~!

タオルヌンチャクを自在に操り、襲い掛かるアブを次々に撃退していきます。
電光石火の攻撃の前にアブどもは為す術も無く、逃げ惑います。

でも、時折、反撃を食らって首をすくめたりしましたが。
ビシッ!たまにヒットすると結構快感です。
調子に乗ってやりすぎて・・・

 

うふっ!
鍋、こぼしちゃった。

バーナーの横にあるのは、ソバです。念のため。

 

幸い、まだソバがあったので、再度!

すんげえ、うまいっす。
これは、絶対にオススメ!三田村さんには、良いことを教えてもらっちゃったなあ!

皆さんも、綺麗な川に行ったら、やってみてくださいね!

 

食べたら、今度は眠くなってきました。
好きな時に好きなことをやるのが、自然です。
こんな時は、まよわず寝てしまうのです。

目が覚めると、夕方の気配。
さあ、イブニングライズを求めて本流へGO!

さて、本流に着きました。
あれっ?何やら変な物が崖にくっついてます。

 


小さくて、見にくいですが。

 


なんと、削岩機のような物がぶらさがってます。
どうやって、元に戻るのか見てみたかったのですが、もう工事は終わってしまっているようでした。

 


うわ~、綺麗じゃな~。
最高の風景・・
ゆっくりと空の色が変わっていきました。
釣りの方は、散々で・・尺ウグイ、チビハヤのみ。

釣りは散々でしたが、悲壮感は漂いません。
何てたってメインイベントは、宴会ですから。

 


いえ~い!!

ノリノリっす。


酒が美味い!
星空の下、仲間と呑む。

これほど楽しいことが世の中にあるのでしょうか・・


おおう!大事なことを忘れてました。
釣り行脚始まって以来、初のツーバーナー。
文明の利器は便利です。


今夜のメニューは、三田村さん特製のデリシャスなパスタ。
ホント、すんげえ美味しかったっす。
はあ~、うめえ。


これは、三田村さんが教えてくれた空き缶で作るリフレクター。
こういったものを普通に慣れた手つきで作ってしまうところが凄い。

僕も、将来こんなお父さんになるんだ!
でも、その前に父親になれるのだろうか?
嫁さん募集!

こうして、三田村さんとの最後の夜が更けていきました。

 

7月26日

おはようございます。
ちょっと二日酔いです。

朝は、例によってラジオ体操なんかやってます。
子供は、早起きですな~。
本来、釣り人もそんなはずなのですが。


朝食は、三田村さん特製のホットサンド!
僕、幸せです。
チーズがとろ~り。美味いなあ、ほんと。

 

さあ、釣りでい!
今日は、伊南川水系の小屋川へ。
小さいのは、出るけど、普通の魚が釣れな~い。

あまりにも釣れないので、舘岩の方へ(確か舘岩だったと思います。)温泉に入りに行こうという話になりました。

そこで、例によって「川ざるソバ」を食べて、温泉へ。
そこは、なんと混浴!

不適な笑みを浮べたおばあさんが、湯船に浸かっています。

怖え・・
襲われたら、目を狙おう。
きっと弱点は目だろう。(冗談ですぜ)

そんな時、階段を若いカップルが下りてきました。
その場にいるオスどもに緊張の色が走ります。

ネーちゃんは、随分ともったいをつけながら、服を脱ぎ始めました。
そして、なんと・・

 

 

水着じゃねーか!

 

でも、まあ常識的に考えて、そうでしょうね・・(寂)
その内、おばさん軍団が押し寄せてきてました。さ、ズラかるか!

その後、釣りをしましたが、ここも不発。
ただの一回も反応なし。

具体的な河川名を出すと、そこの漁協からクレームつきそうなので、公表は控えさせていただきます。
あしからず。

残念ながら、三田村さんとは、日程上ここでお別れとなってしまいます。
とても楽しい日々でした。三田村さん、ありがとうございました!

 


田舎道を走り、僕は岩手県の雫石を目指します。

途中、仮眠を取りながら、一人寂しく走ったのでした。

 

7月27日

あ~、疲れた。
仮眠を取りながら、雫石を目指します。確か福島から下道で400キロぐらいあったと思います。

さて、釣りでもしますか。


う~ん、どこで釣りしようかな?
ちなみにこれはセルフ撮影。
まったく、しょーもない写真を撮ってます。

よし、今日は土曜日だし。
様子見で雫石界隈を釣るべえ。
ということで、雫石川水系の鶯宿(おうしゅく)川へ。


この川は、上流にあるダム上と下でポイントが二分されます。
上流は、どうしようもなく水がありませんでした。
ダムの下は、水もあって飽きない程度に釣れました。

それなりにヤマメもイワナも釣れました。
飽きっぽい僕は、釣りを止めてトンボ捕りを開始。


いえ~い、簡単じゃん。


慣れると、指先に止まらせることができます。
結構簡単なので、皆さんもやってみてください。


あっ、魚の写真載せるの忘れてました。
これ、ダム下で釣れたヤマメです。

さあ、宿(道の駅)に帰るか・・


道の駅「雫石あねっこ」。
ここには温泉があるので、長期滞在にはもってこい。

温泉に入り、血が出るんじゃねーか?というくらい体を洗うと、綺麗さっぱりです。
風呂上りのビールがまた、美味しい!

あっ、そろそろ洗濯せねば。

道の駅のおじさんに怒られるのを覚悟で電灯にロープを縛り、洗濯です。
東北は、空気がカラリとしているので、よく乾きます。

 


晩飯にカレーを食べまして、お腹いっぱい。
今日も無事に終わりそうです。

 

さあ、歯磨きして寝よう!
トイレへ向かいました。

洗面所で歯磨きをしていると、家族旅行の途中と思われるテンション高い「ガキんちょ」が近づいてきました。

寝る前の歯磨きなのでしょう。
かわいい絵柄の歯磨きセットを持っています。

兄弟仲良く、イチゴ味の歯磨き粉を使いまわすのかと思いきや、取り合いの喧嘩になっています。

お兄ちゃんが勝ったらしく、泣き叫ぶ弟の前で歯磨き粉を得意げに振り回しています。

大人げない兄ちゃんだなあ・・と思っていた時です。
振り回している歯磨き粉のフタが開いてしまいました。

 

びゅっ!

 

薄桃色の歯磨き粉が僕の頭や体に飛んできました!!
うわ~、やめてくれ!
せっかく風呂に入ったのに何てことをするんだよう!

あれっ、どこからともなく音楽が・・

 

 

 

ちゃ~ん、ちゃ~ん、ちゃん。
チャラ~ら~・・(ブルースリー燃えよドラゴンのテーマ)

アチャ~、ふぉあた~!・・・・・・・

 

 

う~ん、でもまあ子供のやることです。
優しいお兄さんは、我慢することにします。
あ~あ、イチゴ臭いよう・・


これが、その犠牲となったTシャツです。
その他、頭や足にもべったりと。

 

そして、夜。
車内まで充満してしまったイチゴ臭さに耐えながら、深い眠りに・・

真夜中のことです。
がさがさと異様な音で目が覚めました。
なんだ?と寝ぼけ眼で起きた瞬間・・

 

痛ぇ!
すげえ~痛ぇぇ!

 

何者かが、顔の上を歩いています。
止めて~、顔だけは!
顔はフライロッダーの命なんだぞ~(なんのこっちゃ)

お前は一体、何者だ!

 

か~ぶとむしぃ~

こいつは一体、どこから入ってきたんだ?

頼むよ、眠らせてよ・・

 

さあ、前編はここまで。
後編を乞うご期待!