伝説の国内釣り行脚

会津若松釣行、5月15~18日

5月14日

本当は、寒河江に行くつもりでした。
しかーし、出発前に一本の電話が・・

「今さー、寒河江なんだけどさー、厳しいっすわ・・」

えらいこっちゃ、4時間後に出発するつもりでおったのに。

せっかく行くのだから、釣りたいし・・
ええーい。
思い切って場所を替えますかい!

雪代が確実に終わっているのは、福島県。
知り合いは・・

上州屋 会津若松店の渡部店長がいた!

早速、電話。
「いやー、今が最高だよー」と懐かしい声が聞こえる。
「最高」の二文字がどれだけ心強いことか。

というわけで、寒河江用のフライを何本か巻いていましたが、急遽、福島県へと変更。

木曾から戻ってわずか3日の間に原稿を4本、HPを更新、そして今回の準備・・

時間が無い!
睡眠不足のヘロへロ状態で出発とあいなったわけであります。

貧乏人の僕が高速道路を使えるわけもなく、静岡県より一般道を片道420キロ走らなければなりません。

はあ、運転めんどくせー。

ぶつぶつ言いながら、午後10時半に出発したのでした。

 

5月15日

都心で渋滞につかまり、埼玉県に入ったのは2時くらい。

ああ、疲れた、疲れたよー。
道の駅があったら休もう。

考えが甘かったです。
走れども、走れども見つからない。

結局、休むタイミングを逃し、宇都宮まで走ってしまいました。

そして、バイパス沿いのコンビニの駐車場でZZZZ・・・・・
この時、午前4時。

6時に目が覚めると、再び走り始めます。

ああ・・意識が薄れる・・
今までの旅の疲れ、原稿書き・・
そして、この強行軍。
疲労は溜まる一方です。

それでも釣り人は明日に向かって走り続ける!

塩原の道の駅が見えると、速攻で突入し、爆睡。
さらっとした風が心地よく、束の間の夢の世界へ旅立ちました。

そして、10分後、早くも起こされたのです(怒)。

僕の隣に停まっていた車のドアが開き、向こうから歩いてくる女性との会話が始まりました。

おっさん:「どーも、はじめまして。ブラックです。」

お姉さん(微妙だけど):「はじめまして、ピンクです。へえ、ブラックさんってメールと印象が違いますねー」。

何者だ?ブラックにピンク?

 

国籍どこよ?

それに色の名前で呼び合うのはやめてくれ。
なんとかレンジャーみたいじゃないか。

まあ、インターネット上でのサークルで知り合ったのだろう。

まさか塩原まで来て、こんな光景に出くわすとは・・

ブラック:「さあ、行きましょうか。レッドイエローが待ってますので・・。あっ、ブルーは遅れるそうですよ。」

まだ仲間が居やがるのか?
やはり、こいつら地球の平和を守っているに違いない。

それにしても、何のサークルだろう?
なんとかレンジャーとか言って、地味に活動しているのだろうか・・

うわー、気になる。
気になって、眠れん。
気になって眠れないよー。

おかげでこっちは、

不眠戦隊
ネムレンジャーだよ。

眠れんよー。
(ごめんなさい、ちょっと修正しています。本当は色の名前の後に普通の名前を付けて呼んでました。でも、ブラックとピンクの会話は実話ですよ)

ということで、泣く泣く出発です。

塩原まで来てしまえば、もう少し!
途中のパーキングでラーメン(またラーメン?)を作ってかきこむと、しゅっぱーつ!

現在、午後1時。
イブニングに間に合うんじゃない?

途中、休憩を取ったり、道に迷ったりして、最初の河川「会津大川水系 宮川支流 東尾岐川」に到着。

午後3時くらいだったと記憶しています。

 


小さな、小さな川ですが、割りと釣れると聞きました。
疲れた体にムチ打って、開始!

 


葦際を流すと、簡単に釣れました!

アベレージは15cmくらいと小さかったですが、元気いっぱいフライにアタックしてきます。

モンカゲロウ、オナシ、クロマダラ、コカゲロウ・・
虫もたくさん飛んでるし。

フライは#16のソラックスダンを使用。

 


虫、飛びまくりです。
川の規模は小さいですが、生命で溢れていました。

 


どこまでも続いているような一本道。
こんな風景、大好きです。
さすらいカーがとっても似合ってます。(僕だけがそう思う?)

 

6時に釣りを終えると、会津若松市内へ向けてGO!

この日は、渡部店長と久し振りに会おう!という約束をしてあるのです。

久し振りの店長は、前と全然変わっておらず、温かい人柄も変わっておらずに安心しました。

さて、この後、「桜肉をごちそうするよ」の言葉にフックオン!

ラーメン続きの僕は一撃でヒットです。

桜肉は初めて食べました。
レバーは「こりこり」としていて不思議な感触。

桜肉の刺身って不思議な食感でおいしいですねー。
また、食べたい・・

久し振りにお会いしたので、積もる話を肴に呑みました。
この数年間でお互いに色々なことがあったのだなあとしみじみ思った会津の夜でした。

 

この日は、店長宅に泊めていただき、釣りのことやら、仕事のことやら語り合い、楽しかったです。

店長:「明日は、どこ行くの?もし、なんだったらガイドしようか?」

あたくし:「えー、ホントですか!?えー、でも悪いですよ・・」

遠慮なく甘えることにしました。

しかし、店長は出勤前に釣りをすることになるのだけど・・

店長:「大丈夫だよ。会津の人にとって釣りは生活の一部みたいなものだからね」

おおうっ、さすがです。

 

5月16日

そして、5時起床。
目覚まし時計がけたたましく鳴り響きます。

二人とも昨夜のお酒がたたって、起きられません。
しかし、寝過ごしてしまうと、せっかくの釣りがパーになってしまう・・

頑張って起きることにしました。
だけど、お疲れの店長を揺すり起こすのは気が引けます。
でも、釣りに行きたい。

そこで、こっそり自分の携帯のアラームを1分後にセットしておきました。

1分後、渡部店長が聞き慣れないアラーム音が部屋に鳴り響きます。
これは効きました。

店長は、何事か?
と周りをキョロキョロ見回しています。

大成功

あたくし:「おはようございます。すいません、僕のアラームうるさかったですよね・・ははは・・」

我ながら悪党だなあと思いました。
店長、ごめんなさい。

まず、向かったのは水無川支流。
スーパー林道をデミオは死にそうになりながら走りました。

がりっ、がりっ。
うわー、腹を擦ってるな・・

そして、ようやく辿り着くと、なんと先行者が!

「平日なのに珍しいなあ。」と店長は焦る様子をみせません。
まだ、良い場所があるようなのです。

まあ、せっかく来たのですから少し竿を振りましょうということになりました。

 


水無川支流
結構、凄いイワナが釣れるそうです。
しかーし、熊の出現頻度は極めて高いそうです。

店長は、以前唸り声を聞いたことがあるらしく、「さすがにちょっと怖かったね」というコメントをしてくださいました。

「ちょっと」というのが、肝っ玉の太さを物語っています。
写真の男性が渡部店長です。

先行者が目の前にいるということで、小さなイワナが一匹ずつ釣れただけでした。

しかし、大物の気配がプンプンです。
また、連れてきてもらおうっと。
などと、図々しいことを考えていたりします。

そして、水無川本流。

 


名前の通り水が少ないです。
今回、C&R区間を案内していただきました。

かなりスレており、魚の居るポイントは決まっているそうです。

その場所を自分で探すことなく、店長が教えてくださいました。

お蔭様で、この日の夕方は周りのフライマンの視線が突き刺さるほどの好釣果を上げることができました。
多謝!

 

そして、ここで店長はお仕事へ。
本当にどうもありがとうございました!

時計は8時。
日も高くなり、水無川は厳しそうです。
そこで、今度は店長に言われた通り観音川へ向かいました。

 


ここが観音川。
ここでは多くの綺麗なヤマメが釣れました。

ただ、でかいのは夕方に出るようで、今回は縁がありませんでした。

 


山々が綺麗でした。
広葉樹の森はいいですねー。

 


ここは加藤谷川に架かる橋であります。
すこーん、と真っ直ぐで大好き。

 


橋の上からは、こんな感じで川が見えます。

 


ちなみに橋の下から眺めると、こんな感じです。

橋脚周りから20cm近いヤマメが飛びついてきました。
少々、スレ気味でしたが、そこそこ釣れます。
水温は8度。

フライは、観音川ともに#16のソラックスダンです。

そして、イブニング。

5時に水無川のC&R区間へ行きますと、すでにプールと言うプールにはフライマンが座っています。

みんなライズ待ちでしょう。

 


僕は、このプールに入りました。
店長に教えてもらったお魚天国です。

オナシ、コカゲ、クロマダラ・・・

あらゆる虫がこれでもか、というくらい飛びまくっています。

 


わーい、32cmのピンシャンレインボーです。
はしゃぎすぎて、こんなハレンチな姿で激写です。

フライは#10のソラックスダン。

 


改めてハイポーズ。
これ以外にも、同サイズがもう一匹、あとは20cmくらいのヤマメがわんさか釣れました。

最初は#16でやってましたが、#10の方が、はるかに釣れました。

 

さあ、死ぬほど釣ったし、寝る場所と餌の確保だ!

本当は、この日、友人と合流する予定だったのですが、体調を崩したらしく、実現できませんでした。

残念・・

そこで僕は一人で今晩の寝床を探しに行きました。
たしか、市内に運動公園があったなあ。

駐車場は広く、安全そうだったので決定!
疲れて、料理するのも面倒だったので、ビスケットで済ませました。

さあ、早いところ寝てしまおう。
空腹を忘れるのには寝るのが一番!

おやすみなさい・・・・

 

5月17日

がやがや・・
何だかウルサイなあ。

うおっ!車の横を野球少年がうじゃうじゃ通り過ぎて行きます。

 


どうやら今日は試合か何かをするようです。

周りの車は全て応援関係者のようで、露骨に車上生活者風の僕は変な視線で見つめられています。

 

いかん。このままでは通報されかねない。
この場を上手く切り抜けるには、変身しかない!
と、言うわけで。ジャージに着替えました。

10年前の高校時代、愛用していたジャージであります。

かくして、堂々と車の外に出て、トイレへと向かったのでした。

しかし、妙な熱視線は変わりません。
そうだ、挨拶をしていないからだ。

僕は、野球少年たちに「おはよーっす」と声を掛けたのでした。

すると、少年たちは戸惑いながらも「ちーっす」と返してくれたのです。
めでたし、めでたし。

車に戻ると、雨が降ってきたので、雨が上がるまで車の中でフライを作ることにしました。


車の中で鳥の羽を持ってニヤついている男の図。
怪しい、怪しすぎる。

5本作った辺りで、そのことに気付き、視線に耐えかねて、川を目指しました。

 

今日は、加藤谷川を真面目に攻める予定です。

音金の集落を抜けると、橋があります。
これでもか!という位に葦が茂り、釣りにくさ抜群です。

でも、今日は結構真面目に釣るつもりだったので、入渓しました。

ドライフライで狙ってはみますが、無反応。

よし、こうなればニンフを使ってやれ!
ということで年に一度くらいしか使わないマーカーの登場です。

あれっ、無いぞ。
滅多に使わないので、見つかりません。

すると、ゴミ入れにしているポケットから使用済みのマーカーを発見!

少し手を加えて使えるようにしてしまいました。
ただ、応急処置なので木に引っ掛けたら最後。

気合のキャスト!
なぜか突風が吹き、後方の枝にがしっ!漫画みたいな展開に笑うしかありません。

フライは回収できましたが、マーカーはサヨナラです。

こうなれば、意地でもルースニングで釣ってやる!
岸辺に打ち上げられている枯れ枝をティペットに結びつけ、即席マーカーの完成だ!

しかし、野性味あふれる変則的な動きなので、当たっているのかさっぱり分らない。

諦めかけていたその時!
枝マーカーがひょこっと立つと、棒ウキのように真っ直ぐ水中に消し込まれたのです!

ヒットー!!!!!!!!

執念がヒットを呼び寄せたようです。
しかも、結構いい魚。
ちらりと見えたのはイワナの27cmくらい。

だが、突然枝マーカーが僕を裏切りました。
葦に引っ掛かったのです。
結局、魚には逃げられるし・・

頭にきたので場所移動ということで、昨日の橋下へ。
ここでは、幸いなことに20cmくらいのヤマメが何本か釣れました。フ

ライは#16のソラックスダンです。

夢中になっていると、上流からルアーマンが下ってきたので、撤収。

続いては、ずっと下流にある堰堤(鱒の販売所付近)へ向かいました。
ここでは、真昼間と言うのにヤマメが水面で狂ってます。

 


趣きはありませんが、とにかくライズの釣りができます。
あまりにも釣れすぎたので、この日はもう止めました。

 


これが平均サイズです。

会津方面で、ボウズを食らいそうになったら、ここで鬱憤を晴らすのが良いかもしれません。

それほど、魚影は濃かったです。

結局、この後、温泉に入り、道の駅「田島」で早めの就寝です。
8時には熟睡してました。

 

5月18日

今日は鬼怒川水系の男鹿川を釣る予定。

しかし、豪雨。
降り止むのを待って入渓。

土曜日と言うこともあって、土砂降りの大雨の割りには、人が多く居ます。
本当は上流部で釣りたかったのですが・・

 


水は少なめですが、下流も魚がいます。

 


今回は#16のソラックスダンで数釣りをやった後に、最後、まあまあのヤマメが釣れました。

それにしても、お魚がたくさんいる川です。

 

イブニングもやりたかったのですが、降ったり止んだりの雨が鬱陶しかったので、撤収でーす!

この後、結局、酒を呑んで寝てしまいました。
わっはっは。

夜の7時過ぎに目を覚まし、帰る支度をして帰ってきました。
めでたし、めでたし。

帰りは、順調に走れたので、朝の7時頃に静岡に無事、着きましたー。

おしまい。