伝説の国内釣り行脚 PR

3月1日

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人生、一度きり。
釣ったもん勝ちっす。

というわけで、そんな釣り馬鹿の旅日記。

 

3月1日 河津川

前日の晩、自宅の静岡を出立。
一路、伊豆は河津を目指したでやんす。

スーパー方向音痴の僕はナビの言う通りに従い、おとなしく時速60キロで深夜の田舎道をひた走り、ノリノリ気分。

あの道に入るまでは・・

 

静岡方面から河津へ行くのは初めてで、天城越えの林道の存在なんぞ知りもしない。

ナビが、「50メートル先、左折です」と言う。
そんな、道なんてどこにあるんだよーと、オロオロしてると、あった。

でも、マジでこの道でいいの?

 

林道じゃん。

 

どう見ても道なりの方が良い気がするのだけど。
でも、しょうがない。
行けって言うなら行ってやろうじゃないのさ。

真っ暗で不気味な道。
時間は真夜中1時前。
怖え・・

そして、林道へ突入。

愛車のデミオが派手に揺れる。

もう少し、スピードを落としても良いのだが、できれば早いところ抜け出したい!

狭くて暗い怖い道。随分と走ったし、もう抜けるだろうと思っても終わりが見えない。

そこでいきなり鹿の登場。

こちらの存在に驚いたのか、目の前を駆け抜ける。
かなりビックリ。

それだけでは終わらず、今度は濃霧。

 

悲しみが止まらない。

 

やっと抜け出し、ほっと一息。
もう一生、この道は通らないぞ!

やがて見慣れた河津の町に到着。

国道側の釣具店にて入漁券を買うと、毎年駐車している場所へピットイン。

やっと着いた・・
あとは、朝を待つのみだ。

寝巻きに着替えて車の後部に作った激狭の寝床へ転がり込む。
狭いな、やっぱり。

上手いことポジションが確保できずにもがいていると、友人の小泉兄弟が到着した。

起床時間を決めると、再び、寝床へ。

 

朝、6時に起きると、別の友人が支度を整えて道路を歩いていた。

こちらに気付くと、さわやかに挨拶をし、釣り場へ向けてガシガシ歩いていったのだった

胸に付けた広末涼子のバッジを揺らせながら。

 

さてさて、釣りを終えて車に戻ったのは、午後5時。

急遽、小泉兄弟の弟、利郎さんが明日の僕の釣りに付き合ってくださるというので、再度、待ち合わせの場所を確認。

彼は何と一度、神奈川の自宅に戻ってからトンボ返りで伊豆へ来るという。
脱帽。

 

明日の予定は、狩野川水系、「猫越川」。

釣り場近くの温泉浴場いづみ園付近で待ち合わせとなった。
ナビをセットすると、快調に走り出す。

毎日釣りができるというのは、なんて幸せなのだろう。

昨晩、走った道にさしかかった。
あれ、なんだか見覚えのある道じゃない?
えっ、林道・・?

 

またこの道かよ。

 

だけど、さすがに一度は通った道。
もう、怖くないぞ!

鹿は何度か飛び出てきて、ちょっとだけ驚いたけれど。
無事、通り抜けた後、ちょっぴり大人になれた気がした。

 

少し走ると、天城越えの道の駅がある。
水道もあるし、ここらで晩飯でも済ますかということで、停車。

本日のメニューは・・
インスタントラーメンのチャルメラを二つ。
空腹に任せて2食分食べてしまった。

たくさん食べて大きくなるぞ!

 


ペットボトルの中身は水。
野宿で自炊派の僕にとっては貴重なものなのです。

ラーメンのみという粗食だけど、お空の下では何だっておいしいのです。

 

ご飯の後は、疲れもでてきて少しオネム状態。
待ち合わせまで随分と余裕があるので仮眠を取ろう。

人があまり来なさそうな所に車を移動すると、速攻で眠りに落ちた。

しかし、ものの30分もしない内に車の気配で目が覚める。

すぐ側に小型のトラックが横付けされているではないか!
このトラック怪しい、怪しすぎるよ・・
悪い人だったらどうしよう・・

念のため、4ピースのロッドケースを握っておく。

 

ごとごと物音がし、人の声がする。
しかも、5人以上だ。

でも、一向に近づいてこない。

 

まあ、いい。知るか!
疲れているのだし、もう寝よう。

 

5分後、ズンドコ、ズンドコと何やら物凄く大きな音で起こされた。

寝ぼけ眼で見てみると、何と和太鼓の練習をしていた。

メチャクチャ広い駐車場なのだから、何も僕の車の隣じゃなくてもいいんじゃないの?

 


頼む、寝させてくれ・・
道の駅は、広いし練習には最適なのでしょう。

 

寝起きに和太鼓の音はきつすぎた。

低い音が、腹に響く・・
かなり気持ちが悪くなったので、泣く泣く場所を移動することにした。

忘れ物がないかを確認し、目的地へ。
眠いよー。
もちろん、到着次第、速攻で寝た。