伝説の国内釣り行脚

東北3県釣り行脚 6月29日〜7月11日

いや~、やっとこさ戻ってまいりました。

今回は、岩手、秋田、青森を釣行。
13日間の行程で全走行距離約2500キロ。
それを全て下道で走破!

 

アホです、ヒマ人です!

 


さてさて、今回もハードな旅でした。


恥をさらすようなHPになりつつありますが、僕自身
「さらし系」フライロッダーを目指しておりますので、気にしていません。

むしろ望むところと言ったところです。


さあ、この長い旅を振り返ってみることとします。

 

6月29日

実は、この日、横浜でシーバス釣りに行く予定だったのですが、天気予報の景気悪いコメントにより、出航を断念。

急遽、東京 新橋にあるショップ「ギル」へと遊びに行って来たのでした。

以前、頼んでおいたソルト用のごっついリールを購入。
この日は、友人宅に泊めてもらいました。

 

6月30日

さあ、今日から盛岡を目指して出発です。
ただ、この日は日曜日。

まともな時間に走ると、渋滞ばっかりで辛いのでは?と判断。

夜までかつての職場であったアウトドアワールド厚木店で時間をつぶし、夜の8時に出発!

この日は、サッカーの決勝戦。
車を停めて思わず観戦してしまいました。

よって東京に入る頃には、すでに11時近くになってました。

 

7月1日

長距離ドライブも結構慣れてきました。

無理して先に進むのではなく、のんびりと仮眠を取って北上していきます。

そして、ついに岩手県に到着!

盛岡からは少し離れていますが、手ごろな所に道の駅があったので、ピットイン。
夜の9時頃だったと記憶しております。

道の駅「石鳥谷」に到着した時は、かなりハイになっており、思わずセルフ撮影。


まったく、え~歳こいて何やっとるんでしょうかね。
周りの車は、さぞかし不審がっていたでしょう。

ひとりで車中、「いえ~い!」とか叫んでます。

アホです。

 

ああ~、しかし疲れました。
さすがに尻と腰が痛い。

今回は、新アイテム「ざぶとん」を使用していたのですが、やはり距離が距離なだけに痛みには勝てませんでした。

歯磨きを済ませると、崩れ落ちるように眠りに落ちました。

夢の世界で尺イワナを釣りまくっていますと、何やら羽音で目が覚めました。

なんと、蚊です!安眠の敵!

しかし、「さすライター」は負けません。暗闇で蚊を殺すには慣れております。

 

ここで暗闇の中で蚊を仕留める方法を説明します。

 

この方法は、まず自分を餌にするところから始まります。

①シュラフから首から上だけを出します。

この時、両手をムンクの叫びのように頬に置いておきます。

②蚊は、当然のようにさらけ出しているところを狙って飛んできます。

③全神経を集中させ、蚊が止まったところを確認しましたら、頬に置いてある手で、はたき殺します。

ここでミソなのは、手の位置です。
手をシュラフの中から出して、はたけるようになるには相当な熟練を要するため、ビギナーにはおすすめできません。


慣れると、こりゃまた意外、簡単にできます。
どうだ、まいったか(蚊)!

まったく、しょーもない写真です。

 

しかし、参ったのは、こちらの方でした。
なんと、この他にも5匹いたのです。

無事に一匹目を仕留めたので、安心して寝ていますと、右足のつま先に異常なほどの「痛かゆさ」を感じます。

 

しまった!まだいやがったか!

 

両耳の周りを嫌な羽音が飛び交っています。
睡魔と闘いながらも、ゴルゴ13のように冷静に一匹ずつ仕留めていったのでした。

でも、結局、足の裏をもう一箇所刺されてしまい、死ぬような思いをしましたが。

 

7月2日

さあ、朝です。日が昇ってしまえば、蚊なんぞ屁のようなものです。

東北行脚の記念すべき最初の川は、北上川支流の簗川。
残念ながら、梅雨前線の影響でこの日は朝から雨でした。


国道沿いを流れる川のため、釣り荒れていそうなのですが、
意外と穴場だったりして・・
などというスケベ根性をだしての入渓です。

 


結局、釣れたのは最大で20cmほどのヤマメ。


イブニングに賭けたろかい!とも思いましたが、土砂降り。
スケベ根性は空回りをして終わっただけでした・・完敗。
フライはアント#14

 

さあ、雨も降ってきたし、やることないから他の川を見に行こうっと。

前回、良い思いをした葛根田のC&Rへ。

しか~し!例によってまたわけの分からん工事が行われておりまして、川はメチャクチャ。
悲しい思いで車に戻ったのでした。

あ~、それにしても汗で体が気持ち悪い。
風呂でも入るべえ・・

葛根田の上流にある玄武洞へ行きまして、入湯。
あ~極楽、極楽。

さあ、風呂の後は飯だ!

 

しかし、外は土砂降り・・
バーナーを使いたかったのですが、できそうにありません。

しょ~がない。
買い弁にするか。

国道46号を走り、ローソンを発見。
ビールを探しましたが、残念ながら酒は売ってませんでした。

そうこうする内に暗くなってきました。
そろそろ今夜の宿を探さないと!

 

地図で道の駅を探しましたが、どこも遠いようです。

ならば道端で寝てやれ!

ということで明日の釣行予定河川である志戸前川の近くがいいだろうということで、さらに国道を走り続けます。

すると、なんと道の駅のマークが目に入りました!

 

道の駅「雫石あねっこ」

ほんのつい最近、できたばかりなようで、「祝開業・・」みたいな垂れ幕がありました。


温泉までついているというゴージャスさ!

温泉があるということは、ビールが売っているはずだ!

読みは当たり、自販機がありました。
ここでガソリン補給。

休憩室であったので、風呂上りの皆様が涼んでおられます。

赤ちゃんを連れた20代と思われる若いお母さんが、僕の正面のソファーに座りました。

母「よしよし。う~ん、おっぱいが欲しいの~?」などと赤ちゃんに話しかけてます。

僕にもください。と言いたいのをこらえ、そ知らぬ風でビールを飲み続けていると、いきなり・・

 

ぽろん!

 

なんと、1.2メートル先のアリーナ席で、いきなり見せられてしまいました。

思わず、ビールを噴き出しそうになってしまいます。

さすがに目の前でゆっくりと鑑賞するほど、度胸がなかったのでスゴスゴと退散したのでした。

 

あ~びっくりした。

その日の晩は、どきどきして、なかなか寝付けませんでした。

 

7月3日

今朝は、何とか雨も小降りです。
朝のラーメンをすすると、釣りの準備をしました。

まずは、志戸前川へ行く前に竜川です。
釣り券は、幸いなことに近くのガソリンスタンドに売ってました。


さあ竜川です。
46号線の脇に小さな林道が付いてるのでそこから川へ行けます。

写真は、志戸前川合流点より何百メートルか上流という所です。

んざん雨が降り続いたので、濁りが心配でしたが、増水はしているものの、問題なさそうでした。しかし、釣果と言えば、昨日と同じような魚ばかりです。

ただ、イワナも顔を出しました。



ここは、志戸前川。
先日、釣り新聞で尺イワナが釣れたと騒がれていた所です。

さあ、僕にも釣れるかな?

 

 

釣れねえ~

 

釣れないじょ~。


釣れても、こんなサイズ。
おまけに平日にもかかわらず、釣り人銀座。

上流に行けば、行くほど人が増えてきまして、厳しい釣りでした。

ただ、渓相は最高です。
森の空気がおいしいんです!

負け惜しみじゃないですが、釣れなかったけど、ロケーションが良くて満足です。

 

釣り疲れて再び、道の駅あねっこへ。
ビールを買って、酒パワー満タン!

今夜のメニューは、ひじき定食。
ひじきとビールのみのシンプルな食事です。

ただのツマミじゃねーか!と突っ込みが入りそうですが。

 

7月4日

さあ今日は釣り仲間の小泉さん、中峠さんと合流です。

午前7時に雫石駅に集合なので、珍しく早起きし、現地へ向かいました。

約束より早く着きそうだなあと思っていると、なんと彼らの方が早かった!
久し振りの再会にはしゃぎながら、二台の車で釣り場へ向かいました。

今日の川は、雫石界隈の某河川上流です。


入渓してしばらくすると、中峠さんが、20cmほどのイワナをキャッチ。

フライはアントパラ。

ただ、今日も釣れな~い。
状況は激渋。

相当数の釣り人が入っているようでした。

 

まあ、上流へ向かいましょ。

堰堤を巻いて、ひたすら上へ。
幾つ目かの堰堤を巻いた時でした。

遅れていた小泉さんを迎えに堰堤脇の小道に入ろうとすると、何やら本能的に危険を感じました。

念のため、手を叩いて音を立てると、やっぱりいました、熊が!

小泉さんに危険を知らせると、藪の中を睨みつけます。

ここ数日、あまりにも釣れていないので、僕はかなり凶暴になっていました。

来やがれ!
というぐらいの気合を送ると、ただならぬ殺気を感じたか熊の方から逃げてくれました。

小泉さんに警報解除をして、僕と合流すると、熊が藪の中を逃げて行く音がはっきりと聞こえてきました。

しかし、今になって落着いて考えてみると、結構危なかったんだなあとゾッとしてます。

 


上流へ行きますと、渓相は非常に良くなってきました。

しかし、釣れな~い。

おまけに上流から団体のエッサマンがぞろぞろ。
彼らの釣果も悲惨だったようでした。尺イワナ伝説も打ち止めになったのでしょうか?


執念で、何とかイワナを釣りましたが、三人とも大した釣果に恵まれずに今日の所は諦めて宿へ行くことにしました。
フライはアント#14

 


サンショウウオの子供?

 


なんと今日から3日間、国民宿舎での生活です!

屋根があるんです!ひじき定食なんて食べなくていいんです!

さすらいの釣り行脚始まって以来の大贅沢です。
田沢湖が展望できる「駒草荘」。
一泊、7290円でした。

 


田沢湖を見てみると、ちょいと雲がかかっていました。
高台にあるため、見晴らしは極めて良好!

 

さあ、これから束の間の極楽生活をするために荷物を車から運び出します。

着替え、カメラ、そしてタイイングセット。
その時、玄関から若い外人のカップルが降りてきました。

ニュージーランドへ渡る予定の僕としては、外人さん慣れしておく必要があります。

ホフマンのブラックサドルハックルを片手に「ハロ~!」と声を掛けると、気味悪そうにこちらを見ながら、挨拶を返してくれました。

ハックルを頭に縛り付けて、「羽飾りです」と言い切ってしまおうかと考えましたが、ボキャブラリー不足により断念。

さあ、飯です。

 


おお!豪華な食事です。
お手拭きがある食卓なんざ、久し振りであります。

ご飯をおかわりし、満足度100%で部屋に戻りました。

 

食後の休憩ということで、部屋でタイイングをすることにしました。

実は、昨晩、道の駅で外灯を頼りにボンネットの上で中腰でフライを作ったのですが、今日はどうでしょう!

ちゃんと机の上で、しかも明かりの下でできるのです!

 

さあ、アントを7本作ったところで風呂です。

へえ~、露天風呂があるんだあ~。
あれ?あったっけかな、そんなの・・

えっと、どれだ・・?
あれだ!

 

 

丸見えじゃん!

確かに露天風呂だけど・・。
風呂の下に車とか停まってるよ・・。

しかし、驚愕の事実はそれだけではなかった!

 

露天風呂の入り口に女湯との垣根があるのですが、そこの下には、なんと覗いてくれと言わんばかりに椅子が置いてあるのです!

まあ、のぼせた人が休めるようにということなんでしょうが。

この後の僕の行動は皆様のご想像にお任せいたします。

 

釣り行脚初の宿の夜は、驚きの連続で幕を閉じたのでした。

 

7月5日

天気予報だと、明後日から雨続き。
というわけで、何としてでも今日は真剣に釣らねばなりません。
宿の朝食を噛みしめ、幸せを実感した後、出発!
本日は、阿仁川支流の打当川。

予定では奥阿仁駅付近から入渓予定でしたが、なんと、釣り人だらけ!
なぜ?
仕方なく、さらに上流に行き、阿仁マタギ駅まで車を走らせます。


阿仁マタギ駅。

線路をくぐって入渓!
お二人に先行してもらい、怠け者の僕は後からついていくことにしました。

 


僕以外のお二人は、最大で25cmほどのヤマメを数匹釣った模様。

それに比べて僕ときたら、ちびっこばっかり。
まだまだ修行が足らないようです。

 

段々、魚の反応が悪くなってきたので、川を変えることに。
続いては、比立内川。


途中、大規模な道路工事があり、どうやら先行者はいない感じ。
ラッキー!

例によって僕は最後尾につき、ちんたらと釣りを始めました。
あんまり竿を振らないで昼寝ばかりする癖があるので、最後尾が落着くようです。

この川では、いとも簡単にイワナが2匹釣れました。
20cmほどの小さい魚でしたが、結構満足。

とりあえず、釣れたし寝るかな・・

その時、前方にいきなりエッサマンが3人登場。
しばらく釣りをしていましたが、上流に中峠さんの姿を見て、引き返して行きました。

 


中峠さん、良型のイワナをキャッチ。
25cmのナイスフィッシュ!

 


小泉さんも続きます。

 

もう少し立てば、イブニングですが、この川は宿から結構離れており、夕飯の最終時間が8時と決まっているので、どうしても宿近辺で釣る必要がありました。

そこで、玉川へ移動。

 


なかなか良い渓相です。
僕は、二人よりも下流に行き、追いかける形で釣り上がりました。

ファーストフィッシュは尺ウグイ。


イブニングだけあって、ヤマメ君も元気良く出てきました。


小さいニジマス君も登場。

 

久々に気持ちよく、どっかん、どっかん釣れたので楽しかったです。

一度だけ尺ヤマメが浮いてきましたが、フライを食い損ない、ミス。
残念、無念。

さあ、釣りを終えて、急いで宿へ!

 


おお、今日もゴージャス!
鮎がいるぞ!

でも、これが鮎じゃなくて尺イワナだったら、料理長に頼んで釣らせてもらうところでした。


今日の風呂上りは、ビールではなく、アイス。
これが美味いのなんのって!イチゴフロート最高。

ちょっと喉が渇いたので、飲み物を・・
かばんの中から出てきたのは、6日前に開封した野菜ジュース。


容器の中には、怪しげな色の野菜ジュース。
炎天下の中を6日間生き延びたジュース。
人肌温度に温まったジュース。

僕は名付けました。「さすらいドリンク」と。

 

こんなしょーもない写真を撮り続け、夜は更けていったのでした。

 

7月6日

今日は、朝から雨。
天気予報め、当たりやがったか。

おまけに土曜日。
宿の利用者が知らぬ間に増えています。

若い子はおらず。

休日だから、有名河川はダメでしょうということで、近くにある先達川へ。

 


川は、かなり硫黄の匂いがきつく、慣れるまで時間が掛かりました。

 


小泉さんが、28cmのイワナをキャッチ!

 


いいなあ、いいなあ。

 


型は及ばないものの、僕も釣れました。

 


森の中にあった吊橋。

 


最後にはプール。
何度かフラッタリングに反応したのですが、ここでは釣果を得られず。

ただ、イブニングは凄そう!
雨が強くなり、やりませんでしたが。

 

宿へ。
今夜は最終日。


晩飯は今夜もゴージャス!
明日からは再び、悲惨な食生活が待っている・・

噛みしめて、食事を楽しんでおこうっと。


三人揃って、ぱしゃっ!
真ん中が、あたくしでございます。

 


これは、僕のスペース。
みんなは、きちんと整理しているというのに僕だけ子供のように散らかしてます。

最終夜は、酒を呑みながら語り明かし、朝を迎えたのでした。

 

7月7日

そういえば今日は七夕。
天気は、曇りなので織姫と彦星は会えそうにありません。


最後に田沢湖をバックにしょうもない写真を撮ろうぜ!と盛り上がり、パシャリ。

 

午前9時、チェックアウト。

ここで二人と別れ、僕は一人で旅を続けます。
ああ、屋根とおいしい食事ともおさらば。

そして、何よりも気の合う仲間との別れは寂しいものです。

天気予報によると、今夜は青森方面は雨が降らないというので、そちらへ!

 


これは十和田湖。

観光客でいっぱい。
不気味なぐらい人が多かったので一枚だけ写真を撮ってさよなら。

 


途中、奥入瀬渓谷を通過。
観光客が死ぬほどいたので、ここも速攻でバイバイ。

 

そして、某河川へ。


さすが青森。
熊の数もさることながら、イワナもたくさんおりました。
満足・・

 


しかし、なんと愛用のトーマス&トーマスがポキン!
3ピースに・・

ご臨終です。
ちーん。

ううっ、なぜ僕より先に・・

 

今夜は花火大会があったらしく、町は大賑わい。

 


しばらく花火を楽しみました。
夏ですな・・

さあ、今夜の寝床を探さなければ!

 


今夜は青森県の道の駅「はしかみ」です。
(撮影は翌朝)

気持ちよく眠っていると、途中、何度かやかましいエンジン音の車に起こされました。

ちくしょー、「ちり取り」みたいな車め!
夜、蛾のように駐車場にたかる若者は一体何なんでしょう?

釣りでもして、昼間遊びなさい、昼間!

 

7月8日

実に暑苦しい朝でした。
蒸し暑い熱風が伸びきった不精ひげを揺らします。

見た目がかなり怪しい僕は、ノソノソと車から這い出し、朝食の支度を整え始めました。

朝食は、コンビーフとパン。

お湯を沸かして、コンビーフを放り込んでおきました。
これで熱々のおいしいコンビーフが食べられます。

しかし、さあ缶を開けようという時になって、重大なことに気が付きました。
なんとコンビーフ缶を開ける付属の道具が無いのです!

仕方がありません。
ジェダイの騎士ならばフォースが使えるのですが・・

しょーがないので、「うらっ、うらっ!」と言いながら、石に打ち付けてました。

ナイフを使おうと思ったのですが、こういうときに限って車の中で行方不明になっています。

不精ひげの若者が「うらっ!」と叫びながらコンビーフ缶を石に打ち付けている様は異様に映っていたに違いありません。

大抵の人々は、関わりあいを恐れて目を合わせようとはしませんでした。

しかし、世の中には物好きがいるものです。
バスの運ちゃんが近寄ってきました。

 

おっちゃん:「おはよ~、何打ちつけてるの~?」

僕:「おはようございます。いや、この缶が開かないものですから」

おっちゃん:「貸してみなよ、こう開けるんだよ」

と言いながら、ポケットから十徳ナイフのような物を取り出し、手馴れた感じで一気に開けました。

僕は、嬉しくて涙が出そうになりました!

おおっ、おっちゃん、ありがとう!これで熱々のコンビーフが食えるよ・・
しかし、最後の最後で・・

 

ぽろっ。

ぐああああ~!
おっちゃん、なんてことを・・なんてことを。

慌てて、拾い集めたコンビーフを缶に詰め、100万ドルの微笑を浮べて「はい。」と言われた時には、正直言って殺意が芽生えたほどです。

あやうく「コンビーフ殺人事件」といったようなものになるところでした。
どのサスペンス劇場も取り上げたことが無いタイトルです。

 


さすがに、おっちゃんはこの場に居辛くなったようで、「さ~てと」と言いながら、いそいそとバスに飛び乗り、去って行きました。

写真撮ったれ!

この後は、味の無いパンをかじりながら朝食を済ませたのです。

腹減ったよ~。

 

さあ、済んでしまったことは忘れましょう。
川が呼んでいます。

本日は、その昔、手付かずと言われていた岩手の浜通りの渓流群です。

高速道路を使って行くとなると、インターから優に100キロを超えてしまうため、場荒れしていることは考えられません。

スケベ根性丸出しで向かうことにしました。

尚、この界隈の河川は、漁協が入っていない所が多く、有志の方々による放流によって支えられている所が殆どです。

なので、釣行の際は、確実なリリースをしたいものです。

 

まずは川尻川。

 


浄水所のような所から川へ向かいました。
下流部です。

 


独特な模様が美しい浜通りのヤマメ。
サイズは皆20cm以下でしたが、魚体の綺麗さは見事です。

 

続いて有家川。
ただ、この川は漁協が入っていますので注意。

ここでは川の写真だけ撮って、竿は出さずに帰ってきました。

有家川の下流部。

 

次は、高家川。

この川は、魚影が濃く、反応が多く得られました。
しかし、小さい・・
最大でも23cm程だったでしょうか。

 


川のほとりに実っていた木苺。
木苺なのかなあ?

 

イブニングをやろうかとも思いましたが、海沿いの道を走っていると、ついつい気持ちは海にひかれていきます。

おおっ、海が呼んでるぜ!
ウエダーを脱ぎ捨てると、海へ向かいました。

 


海はいいなあ、広くていいなあ・・
空とか海が大好きなのです。
だから僕の車はブルーなのです。

 

さて、今夜はどこの道の駅にしようかなあ?
地図を見ていますと、面白い名前を見つけました。

 


迷わず、今夜の野営地はここに決まりです!
なんてったって、僕と同じ名前なんですもの。

 


今晩のメニューは、鰯の缶詰とカレーです。
おおっ、リッチですな。

おやすみなさい・・

 

7月9日

今日は閉伊川を釣ることにします。

釣り場がよく分からないので、下流からずっと川を眺めて気に入った所から入渓することにしました。

大峠トンネルを出たすぐの所に車を置いて、川に降り立ちました。

 


夏草が風になびいて、季節の進行を再確認。
すっかり夏ですなあ~。

 


釣果は、ばっちり。
25cm以上も顔を出しました。

魚は全てイワナでした。
あ~、すっきりした。
これぞ東北の釣り!

 

この川は、かなり水が重いので、単独の釣行は避けた方が良いかもしれません。
実際に危ない目に遭った人が身近に数人おります。

数匹釣ると、もうお腹一杯になりました。

釣りに行く前に読みかけていた本があり、どうしても早く続きが読みたかったので、釣りは終了!

本日の宿泊予定である道の駅「遠野風の丘」へと向かいました。


着くと、またこれが立派な道の駅だったりします。

みやげ物コーナーを物色していると、地ビールが置いてあります。
早速、一本買いまして呑んでみることにしました。

 


う~い。
はっきり言って、おっさんですな。

ビールは、ブドウが入っているらしく、ほんのりと香りがしました。
味はまあ美味しいです。
(セルフ撮影)

 

本を読み終えると、辺りは真っ暗。
さあ晩御飯を作りましょ!

 


今夜はアサリのスパゲッティー。
珍しくお洒落な物を食べるというので、三脚を立てて記念撮影です。
ほんとしょーもない写真です。

 

しかし、この遠野という土地。
日本の妖怪が集まるという民話があります。

それだけに夜は結構、気味悪かったりします。

駐車場には、鳥とも虫ともつかない謎の生き物が寂しげな声を発しており、かなり心細い夜でした。

 

7月10日

今朝は、一本の電話で目が覚めました。
僕の人生のお師匠様である長谷川さんからでした。

お話によると、何でも台風が真っ直ぐに東北を目指しているとか・・。

こりゃいけない!ということで急遽、帰宅することにしました。

 

この判断は、後ほど正しかったということが明らかになりました。

数時間前に居た場所が、大雨で大変になっている光景がニュースで流れていたからです。

 

いや~、あの一本の電話のおかげで僕はこうして生きていられるわけです。
どうもありがとうございました。

長谷川さんの他にも心配をしてくださり、お電話をくださった方々、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

多謝!

 

この日は、気仙川を予定しておりましたが、午前7時に遠野を発し、翌朝の7時に自宅に到着しました。

ギリギリセーフ。

台風はホントおっかないですね・・

 

おしまい。

 

 

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