伝説の国内釣り行脚

東北転戦!

岩手県・松川、秋田県・子吉川、山形県・最上白川

それにしても、今年は一人旅よりも、仲間と旅することが多いです。
ひとり気ままな旅もいいですが、やはり気の合う仲間と行くと、道中から楽しめるので面白いですね。
「さすらい」にも色々とあるようです。

さて。
今回の釣行は、釣り人ならば誰もが憧れるキャンピングカーのオーナー清宮さん、上州屋時代からお世話になっている井浦さん、高橋さん、斉藤さんの5人で行ってまいりました。

この時期になると、東北は激渋状態になってしまうので、釣れる川を探すのが一苦労です。
というわけで、随分と長い距離を移動することになりました。

6月28日  仲間たちと合流 一路、東北へ!

車に荷物を積み込んでいると、面白いものを見つけました。
庭のバラの中心部にカエルが!
花びらの柔らかいベッド、夏の風に揺られて、実に気持ち良さそうに昼寝をしていました。それにしても、よくこんな場所を見つけたものです。

写真を撮ろうと近づいたのですが、いっこうに目を覚ます気配がありませんでした。

静岡の家を出発し、車で下道を走ること4時間。
ようやく横浜に到着しました。
今日はなぜか混んでいたので、随分と時間が掛かってしまいました。

まずは、井浦さん、高橋さん、斉藤さんと合流し、清宮さんのご自宅へ。
今回は、清宮さんのキャンピングカーで出掛けるのです!

このキャンピングカーは、清宮さんが釣り用にとアイデアを凝らして作ったものなので、至る所に便利グッズが付いています。まさに釣り専用車!

「僕のデミオと替えっこしてくださいよ」
と言うと、清宮さんは優しく微笑みました。

荷物を積んで、さあ出発です!

目指すは、岩手県の松川。
八幡平の渓です。

限りなく青森に近い遠方の土地です。
しかし、高速道路が発達した今となっては、夜出れば朝には着いてしまうという手軽さ。
便利になったものです。

仙台近くになって給油をしたのですが、スタンドのおじさんは最高に笑えました。
物凄くだるそうに歩くのです。
死んだ魚のような目をして、「5450円ね~」と言います。

細かいのがあったので、ちょうど払うと、

「え~せっかくお釣りを用意していたのに~」
と、膨れました。

その言い方が、また最高!
しばらくは、このネタで盛り上がりました。

日付が変わって・・6月29日

ここ最近の傾向として、行きの車中で僕は興奮しすぎて眠れず、到着寸前に猛烈な睡魔に襲われるということが多いです。今回もそのようで、到着後すぐに「眠いよ~」を連呼してました。

最初は、開けた下流(中流?)へ。
堰堤がある広い川です。
開始早々にみんな釣っていましたが、そこから続きません。

平均23センチくらいのイワナでした。
紫色の背中に白い斑点。
いつもの黒い魚体とは違う独特な色でした。

あまりにも反応がなくなったので、今度は上流部へ行くことにしました。

上流部。
写真は井浦さん。

この後、イワナを釣りました。

 

清宮さん&斉藤さんペアと、残り3人の二手に分かれて入渓。
僕らは、林道を抜けて野生の王国じみた上流部へ行きました。

それにしても、ヤバそうな森です。
マジでその辺をクマが歩いてそうです・・。

僕が先頭でヤブに入った瞬間…。

ガサガサッ!

やべえ、いきなりかよ!
少し離れた所で大きな物音がし、木が揺れました。

「井浦さん、ヤバイっす!」

とりあえず武器になりそうなポケットナイフを手に握って僕は危険を知らせました。
しかし、幸いなことにその音の正体は、どこかへと行ってしまいました。

薄暗いヤブの中にある木々に大きな爪痕があったり、少し前まで「あたし、転がっていました!」というような跡が…。傷の入った木を見て、高橋さんが、

 

「こんなことをされるのは、あのお方しかいませんね…」

と、コメント。
言い方が凄く面白かったのですが、状況が状況なだけにみんな少し顔が強張っていました。

散々、苦労してヤブ漕ぎをした挙句、川に降りられないことが判明。
怖い思いをしただけでした(笑)。

よく探すと近くに林道が付いていました。
そこを川へ向かって歩いて行きました。

これは、マジで「出る」な・・。
そんな場所でしたが、3人で話しながら歩いていきました。
人間の話し声が一番の熊除けですから。

ようやく川に辿り着きました。
3人で交互にやることになりました。

座る瞬間を撮ったので、腰が引き気味です。
写真は高橋さん。

 

 

僕が釣ったイワナ。
フライは、アントでした。

 

 

それにしても、こんな辺境の地に、なぜ、こんなにも足跡があるのだろう?
と思えるほど、人が入っているようです。

魚もかなり教育されており、食べるフリなどしてしまいます。
ここまで来て、これはつまらないということで、川を変えることにしました。

車中で清宮さんが、サンドイッチを作ってくれました。
おいしい~。
途中のスーパーで買出しを済ませておきます。
今夜の野営地は、里から離れているので。

 

子吉川に到着。
もう夕方です。

 

 

僕は橋の下から入渓。
竿抜けを意識してのことです。

やはり思った通り、良型のイワナが釣れました。
27cmくらいでしょうか。

すぐ前を釣っていた高橋さんに、これ見よがしに見せびらかせていると、
ポロリ。

いけね~勿体無いことをしてしまったズラ~。
まあ、最初からこんなにいい魚が釣れるのなら、これから爆釣だろうとタカをくくっていました。

しか~し!
それ以降は、まるでダメ。

川原には、信じられないくらい多くの足跡が。
ああ、やはり場荒れしたんだなあ・・。

倒木付近でライズしている大物を狙うの図。
高橋さんでした。

 

 

こんな時はさっさと釣りは止めて、温泉です。
そして、ビールですじゃ!

温泉に浸かると、体から疲れがどっと噴き出してくるのが分かりました。
あ~今日は酔いが早そうだ・・。

今夜の野営地はキャンプ場です。
今までだったら、テントを張って・・とかありますが、そこはキャンピングカー。
快適です。

しかし、定員は4人。
1人余ってしまいます。

ジャンケンで高橋さんがテント泊ということに。
雨が降りそうだったので、炊事場に設営しました。

まずは、乾杯!
貧困な釣果を肴にみんなして、ゲラゲラ、グビグビ(ビールを飲む音)。

これぞ「さすらい」の楽しみ!

今夜は焼肉ですじゃ!
冷蔵庫完備のキャンピングカーだからできる芸当です。
うう、清宮さん、大好き。

 

腹が減った僕らは、一気に肉を襲います。
「健康のために野菜食った方がいいっすよ!」
と、牽制するも効果なし。

 

今夜は、ひどく疲れたので、2次会は一瞬。
深い深い眠りへと落ちていきました。

6月30日 教育の行き届いた渓魚たち

朝から雨。
子吉川のただでさえ暗い渓相が、より気味悪い感じです。

と、その前に朝食。
まずは、寝起きのコーヒーを。

 

 

朝食は、清宮さん手製のコロッケパン。
うまいっす!!

 

 

降っては止みの繰り返し。

時々、雷ゴロゴロ。
こりゃ、今日はダメだな。
皆の顔はそう言っていました。

 

土砂降りがおさまるまで、僕はクワガタを捕まえて遊んでいました。
あんまり弄り過ぎると、弱ってしまうので、程ほどに解放。

さあ、雨も上がったし。
子吉川を本格的に釣りましょう!

昨日と同じグループで開始。
開始早々、僕にイワナがヒット。
でも、手前でポロリ。

わっはっは、またバラしちゃったよ!
と余裕ぶっこいていたら、それからパタリと反応が消えました。
もしくは、浮いてきても、フライを見るだけとか、咥えないとか。

おいおい、こんなにも教育されているのかい?

対岸のヤブ下で、尺くらいのイワナが出ましたが、無念のすっぽ抜け。
おかしい、いつもならバラさないのだけど・・。
松川といい、子吉川といい、ここ数日間で相当な数の人が入ったのか、嫌なスレ方でした。

あまりにも良くないし、天気が悪いので、これから大移動をすることにしました。

井浦さんと清宮さんがかつて行っていい思いをしたという最上白川へ。
途中、凄まじい程の夕立。雷・・。

こりゃダメだな・・。
皆、同じことを思ったに違いありませんでした。

とりあえず釣ろうぜ、ということでC&R区間へ。途中、釣り券を買った商店のオバちゃんに「釣れてますか?」と聞いたら、

 

「さあ、どうでしょう。釣れますかね?」

と、逆に聞かれてしまいました。
まあ、CRだし、魚はいるだろ、ということでキャンプ場に車を停めて、それぞれ散らばって釣りをしました。

今回のメンツは晴れ男が多いせいか、奇跡的に晴れ間が見えてきました。
夕方前だったので、まだまだ釣りはできます。

僕は、増水して濁っていたので、フラッタリングで広く探りました。
しかし、反応するのはチビばかり。

ニンフに替えて、とりあえずチビっ子イワナをキャッチ。
釣りをしていると、目に見えて濁りが濃くなっていきます。

少し、濁りが薄い所を狙って、イマージャーのウェット。
チビっ子ヤマメをキャッチ。

うーん、型が小さいです。
やはりイブニングにならないと大物は出ないのでしょうか・・。

一箇所で粘ってもダメそうだったので、上流へ移動。
濁りが無い所を探そうと思い、沢へ。
ありました、ありました。小さな沢が。

狙い通り、澄んでいます。
しかし、魚は極小サイズの元気なイワナくんたち。

結局、イブニングまで待つことにしました。

薄暗くなったので、堰堤へ。
井浦さんが、なにか釣ったようです。

オッ!
大物を釣ってる。
後で聞いたら、28cmのイワナだったそうです。
写真を撮りに行こうかと思ったのですが、離れているし、面倒だったので断念。

日中よりも、サイズは多少大きくなったものの、芳しくありませんでした。
風呂にも入らずに頑張ったのに・・。
まあ、そんなことは忘れて、宴会の準備です!

本日のメニューは、中華丼。
それにレトルトのカレーにパンをつけて、カレーパン。
おまけで餅。

あ~お腹いっぱいですじゃ。

今夜もキャンプ場です。
綺麗な炊事場もあって、これは釣り旅には最高の場所ですね。

 

本当は、遅くまで色々と語りたかったのですが、ひどく疲れが溜まっていたので、あえなく就寝。
あ~眠い・・。むにゃむにゃ・・・・・・

7月1日 やっぱり旅はいいなぁ。。。

あ!
今日から7月だ~。
時が経つのは早いものです。
今年の半分が終わってしまいました。

キャンプ場の朝です。
あ~爽やかですたい。

 

 

とりあえず、みんなで釣り券を買いに行き、下流からず~っと車で走って、それぞれが入りたい所で降りる作戦です。

 

 

ヤブ好きの高橋さんと僕がペアを組みました。
それにしても、凄い葦です。

葦の間を水が流れている状態。
非常に釣りづらく、おまけに出る魚は全て小物だったので、思い切ってダム上へ行くことにしました。
初めての川なので、上に釣りができるような支流があるか分かりませんが、このままやり続けても疲れるだけな気がしたので。

途中、清宮さんに車で拾ってもらいました。
ナビを見ると・・。
おお!やはり支流がある。

直感的に「釣れそう」と思いました。

ダムをまく林道をテクテク歩いて、ついに大又沢へ出ました。

抜群に綺麗な川です。
下流よりも、遥かにこちらの方が渓相がいいです。

 

 

小さいものの、反応は上々。
高橋さんと交互に釣りながら遡行しました。

 

 

大きな堰堤に当たったので、引き返すことにしました。
入渓点まで戻ると、もう1つの沢を釣りたくなってきました。

集合時間は2時半。
まだ少し時間があります。

急いで行ってみました。
先ほどの沢が明るくて開けていたのと対照的に、ここはボサがひどく暗い感じです。
釣れたのは、やはりイワナでした。

 

高橋さんは、なんとカワサバ(ヤマメとイワナの交雑種)がヒット。
珍しい魚なので、写真を撮ろうと思ったら、すでに視界から消え失せていました。

それにしても、今回は貧相な釣果でしたが、旅自体を存分に楽しめました。
やっぱり、旅はいいものです。