釣りバカから釣りを取ったら、ただのバカなのか?
30歳になってから色々あってしばらく釣りから離れていた時期ずっと自分の中で何かが欠けている、満たされていない感覚がどこかにあった。
就職、結婚、独立。
釣りから引退した20年経った今、唐突に釣りがしたい!という欲求が戻ってきた。
そのきっかけとなったのが、カヤックフィッシング。
独立直後のお金のない頃(今そんなに余裕があるわけではないw)に行ったパラオ。
旅行のついでに試しにやってみたところ、思いのほか面白く、いつか余裕ができたらやってみようと思っていた。
しかし、独立後は怒涛の日々で釣りどころではない。
「いつか」が本当に「いつか」になりそうになった時、たまたま手に取った本でカヤックフィッシングを見た。
大海原へ自由に漕ぎ出し、釣り糸を垂れ、無心に魚を追いかける。
これなんじゃないか?
満たしてくれるのはこれなんじゃないか?
そんな気がしてとりあえず本を買ってみた。
ルアー釣りなんてロクにしたことないぞ?
できるのか?
そもそも泳ぎは得意じゃないぞ?
できるのか?
若い頃には微塵も思わなかったそんなことを頭の中で巡らせながらページをめくっていたのに、読み終えると完全に「よし、やってみよう!」に変わっていた。
NZから帰ってから、釣りから少しずつ離れ、すっかり疎遠になってしまっていた。
色々ありすぎて多くの大切なものを失ってしまった。
幸せで充実した今に満足しつつも、どこかで探していた何かが手に入るかもしれない。
というよりも、取り戻したい感覚に近いかも。
よく分からないけど、何か見えない大きな力に突き動かされるように、今僕はカヤックフィッシングに惹かれている。
釣りから離れていた時間が長すぎ、ブランクに加齢による体力低下、老眼などハンディは多いけど、そんなことは何とかなるはずだ。
釣りがしたい!という欲求が湧いてきたのだから。
よぉ~~~~し、カムバックだ!